スパイファミリーは本当の家族になる？擬似家族の秘密や結婚についても

漫画「スパイファミリー」の中で物語の中心となるフォージャー一家・・・でも彼らは偽装の家族であり、本当の家族ではありません。

アーニャに至っては人の心を読む事の出来る超能力者であり、ロイドはスパイ、ヨルは殺し屋と、それぞれに秘密を隠し生きている家族。

もし本当の事を知る事になれば、ロイドやヨルにアーニャはどうなってしまうのでしょうか？

今回は、その考察をしていきたいと思います。

「スパイファミリー」は本当の家族になる？

フォージャー一家は偽りの家族であり、血の繋がった本当の家族ではありません。

ロイドは任務の遂行の為にアーニャを娘とし引き取り、そしてヨルは自分が殺し屋である事を隠す為にロイドと偽装結婚をし、アーニャの母となりました。

アーニャは好奇心から、ロイドとヨルの娘となり、それぞれの思惑の為に家族となる事を選んだ偽装家族なのです。

しかし任務として割り切っていた筈の家族の中に、いつしか代えがたい絆が生まれだしていました。

ロイドはアーニャに対して、本当の娘としての成長を見守る様になり、またヨルに関しては、ロイドとアーニャと共に居る事が、今までに感じた事のない価値観を見いだしていきます。

アーニャは、ロイドとヨルを本当の父母として心を許す様になっていました。

それは仮初の家族ではなく、本当の家族の様な絆が芽生えつつあり、彼らの生き方を変えつつあるのです。

 

 

ロイドとヨルは本当の夫婦になれる？

ロイドとヨルの間にあるのは、偽装する夫婦としての存在です。

ロイドは任務の為に、またヨルは、殺し屋としての仕事を怪しまれない為に。

それぞれに思惑が一致し、夫婦として過ごす事を選びました。

『SPY×FAMILY』第１８話更新されました。
二話連続で「ゴゴゴ」って引きになってしまいました。
「ドドド」にしとけばよかったです。
（遠藤）https://t.co/yGH5Sn25pr pic.twitter.com/AMMzldKrbE

— 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) December 15, 2019

この二人の間に愛情があるのか？

その事を訪ねられたら、それを上手く応える事は難しい問題とも言えます。

 

まずロイドは、恋や恋愛に対しての考え方を、理論的かつ論理的に考えるタイプの男性とも言え、またスパイでもあります。

しかしそれが故に恋や恋愛に対しての迷いを切り離してしまう考え方の持ち主でもあります。

現に彼は任務の為に女性と付き合うなどの行為を行い、その後には何の感慨も無くに別れてしまうなど、恋愛感情を抱かない様に訓練されている徹底ぶりをみせています。

またヨルに関しては今まで男女間の付き合いなどはおろか、女性としての感情を抱く事などはなく、殺し屋としての人生を過ごしてきた壮絶な過去があります。

恋愛感情に対する感覚を持ち合わせてはおらず、ロイドの結婚も流れで引き受けてしまった感覚があります。

 

しかし共に過ごす事となり、二人の間には、大きな変化が訪れています。

ロイドにとってのヨルの存在は、かつての想い出の中にある遠い母親への記憶と重なり、彼女に対して奇妙なまでの安らぎを感じているのです。

またヨルもロイドに対して、今までに感じた事なない感情を抱きつつあるのです。

互いにその感情がどんなものかと、未だに理解はしてはいませんが、今後の物語で、その感情の意味が明らかになっていくのではと思います。

 

アーニャのためにも、本当の夫婦になってほしいです！

フォージャー家族の未来を考察

フォージャー家にとって大きな転換期となるのは、互いの秘密が明らかになった時に、それは大きな変化が訪れるものとなります。

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考察となりますが、ロイドがスパイとしてヨルの暗殺対象となり、ヨルはロイドが祖国に仇名す敵となる事を知り、彼を殺す為にと動く事になると思います。

そしてロイドは、自分の正体を知ってしまったヨルと対峙する事となり、互いに向き合う事となるでしょう。

それが殺し合いになるのか、それとも和解となるのか、それは簡単に予想出来る事ではありません。

 

ロイドにとって任務の遂行が最優先であり、またヨルにとっては殺し屋の仕事は、決して止める事の出来ない仕事であると、互いに譲れないモノがあります。

しかしそんな二人の間に入り、最悪な結末を回避するのが、アーニャとボンドと思われます。

二人が互いの秘密を知り、その秘密を知っていた事を語るアーニャは、その時に、自分が心を読める事を明らかにするかもしれません。

互いに隠す秘密が無くなった時、それがフォージャー一家が本当の家族になれるのか、なれないのかと明らかになる瞬間かもしれません。

「スパイファミリー」擬似家族の秘密や結婚について

ロイドにヨルにアーニャとボンドと、フォージャー一家には秘密が多いです。

そして何よりも秘密を知っているのはアーニャとボンドだけと、ロイドとヨルは互いの秘密を知りません。

もし秘密がバレ、それで何らかのトラブルが起き、そして・・・無事に解決すれば、ロイドとヨルの関係は、大きな変化を見せる事となるでしょう。

次に考察していくのは、それぞれの出逢いと、最終的な疑似家族としてのフォージャー一家をまとめていきたいと思います。

 

 

アーニャとの出会い

ロイドがアーニャを家族として迎え入れたのは、任務の遂行の為に必要だったからです。

ドノバン・デズモンドと接触する為に、イーデン校へと入学をしなければいけないロイド。

本来ならばもっと別の方法があるかもしれませんが、怪しまれず、また安全に対象相手を調べる為には、どうしても家族という偽装が必要でした。

 

その為に孤児の子どもを引き取り、自分の娘としてイーデン校へと入学させたのがアーニャとなっています。

最初はアーニャを娘にする予定はなく、優秀な子どもを探していたロイド。

しかしアーニャは心を読める超能力者であり、ロイドがスパイである事を知り、好奇心の旺盛なアーニャは、ロイドの娘として迎え入れてもらう事を決めます。

その為に彼が求めていた優秀な子を演じた事で、本編の物語は始まっていきました。

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— 遠藤達哉 (@_tatsuyaendo_) July 4, 2019

しかし根はまだ子どもゆえにと、ロイドの求めていた優秀な子どもではなく、マイペースに自分の想う事を優先してしまう子。

それはロイドの当ては外れるも、アーニャを見捨てる事はなく、大切な家族としてアーニャを迎え入れ、いつしかロイドにとっての大切な娘となったのです。

ヨルとの出会いや結婚について

ヨルとの出逢いは、半ば偶然な出逢いと言えます。

まずロイドにとっては、アーニャの母親となる女性が必要であり、またヨルにとっては恋人となる人が欲しかったことが、互いの偽装結婚に必要な要点でした。

互いに利害が一致し、恋人から一気に夫婦になってしまった二人。

 

ヨルにとってロイドは初めて異性として共に過ごす事となる男性となってしまい、彼女にとっては、彼は未知なる存在だったとも言えます。

今まで殺し屋として生き、男性とまともに接した事の無いヨルにとって、ロイドという男性は、非常に頼りがいのある夫となりました。

そして世間知らずな自分を支えてくれる、信頼すべき人となっていきます。

 

本編においてもヨルは、ロイドに対しての信頼を持ち、また彼の良く妻になろうと苦手な料理を覚えたり、普通の妻としての事を学んだりとします。

ヨルの心境に大きな変化が生まれ、また殺し屋として過ごす事よりも、家族として過ごす事を何よりと優先するなど、ヨルにとってのフォージャー一家は大切な場所なのです。

それは常に自分が帰るべき場所となったと言えますね。

擬似家族の秘密とは

フォージャー一家は疑似家族。

いわゆる本当の家族ではなく、スパイであり、殺し屋であり、超能力者でありと、それぞれの秘密を抱えながら、嘘をついて生きる家族として描かれています。

 

しかし彼らは、彼女らは、いつか真実へと辿り着く事になるでしょう。

彼らはそれぞれに秘密を抱え、その秘密を知られない為に嘘をつき、家族として過ごしているも、それはいつ壊れてしまうか解からない、とても薄い氷の様な関係とも言えます。

フォージャー家族の秘密とは、裏の顔であり、それはいざとなれば簡単に露見してしまい、家族の崩壊を招いてしまう危険な秘密とも言えます。

しかし今フォージャー一家にあるのは、その秘密を守り通し、その秘密が明るみに出ない様にする為の嘘であり、その嘘が崩壊を招く秘密を守っている事となります。

まとめ

「スパイファミリーは本当の家族になる？擬似家族の秘密や結婚についても」と題して書いていきました。

フォージャー家族の嘘が明るみになってしまえば、それはフォージャー家族の終わりとなり、ロイドやヨル、アーニャの家族は終わる事を意味しているかもしれません。

しかしフォージャー一家は、彼ら彼女達にとって、もはやかけがいの無い存在となり、大切な帰る場所となっているのです。

ロイドにとって、スパイとして生きる中で、唯一に家族として心を許せる場所。

またヨルにとっても、殺し屋以外に生きれる場所でもあり、アーニャやボンドにとっても、落ち着ける場所。

家族を持ち、それが例え嘘や偽りの中で育まれた物であっても、確かな絆がある帰れる場所なのです。

もし嘘が明るみになっても、ロイドやヨルにアーニャにボンドは、家族として共に過ごせる道を模索する事でしょう。

嘘をつかずに生きられる、本当の家族になろうと、そんなありふれた言葉を告げるでしょう。

それを受け止める事の出来る、本当の家族となるフォージャー一家が、本編で無事に語られる日が、いつかくればいいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。