映画[ホムンクルス]トレパネーションの効果は?手術の後遺症についても

2021年4月2日に公開予定の映画「ホムンクルス」

原作は、人間や社会の深部を鋭く切り取り描き続けてきた漫画家・山本英夫さんによる累計発行部数400万部超えの国民的カルト漫画です。

今回は、綾野剛さん演じる名越進が受ける手術”トレパネーション”の効果と、その後遺症について。

また実際にある手術なのかについても調べていきたいと思います。

映画「ホムンクルス」トレパネーションについて

映画「ホムンクルス」で行われる手術「トレパネーション」について説明していきます。

トレパネーションの手術を受けたのは綾野剛さん演じる名越進。

第六感が芽生えると言われる手術”トレパネーション”を受けることになります。

トレパネーションとはどんな手術?

トレパネーションとは、頭蓋骨に穴を開ける手術です。

トレパネーションをして頭蓋骨に穴が開いている状態というのは、成長期の子供がまだ頭蓋骨が閉じてしまわずにいる状態と同じ。

穴を開けることで、自分の子供の頃のピュアな状態に戻せるという説明がありました。

確かに1、2歳くらいまでの子どもの頭は大泉門が開いていて、触ると柔らかいですよね。

赤ちゃんの頃は、手術なしでトレパネーション術後の状態ということになるようです。

トレパネーションの効果は第六感が芽生える?

映画「ホムンクルス」でのトレパネーションの効果を紹介します。

名越進はトレパネーションの術後、第六感が目覚め、右目を手で覆い左目だけで見ると、人間の深層心理に根付くトラウマやコンプレックスといったものが、ホムンクルスという形で視えるようになります。

その現象を「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」と説く研修医の伊藤学。

その異形を”ホムンクルス”と名付けています。

トレパネーション手術の後遺症は?

映画「ホムンクルス」では、ある女性がなくなります。

トレパネーションの手術の後遺症で亡くなった可能性が高いと思われます。

トレパネーションの手術を受けて幸せになれるかは、名越本人しかわかりませんね。

「トレパネーション」って実際あるの?

「トレパネーション」の手術は実際にできるのでしょうか。

題材となっているものがあるのかについても調べていきます。

実際に「トレパネーション」の手術はあるのか

実際に「トレパネーション」の手術があるのか調べてました。

「トレパネーション」はおよそ8千年前から存在する人類最古の外科手術といわれ、現在では病気の治療として普通に病院で行われているようです。

トレパネーションは日本語で「頭部穿孔術(とうぶせんこうじゅつ)」、または「穿頭術(とうこうじゅつ)」というようです。

脳神経外科で、治療として行う手術なので、「ホムンクルス」とは違いそうですね。

題材は「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」

1998年の映画「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」が山本英夫さんの漫画「ホムンクルス」の最重要資料です。

1998年頃、漫画家の山本英夫さんがトレパネーションをテーマにした作品をやりたいという話があり、「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」が「ホムンクルス」の題材になったようです。

「ア・ホール・イン・ザ・ヘッド」は、1960年代から意識の覚醒のために自ら頭蓋骨に穴をあけた実践者たちの証言や、志願したジョン・レノンの顛末、さらには脳神経外科医や人類学者たちの医学的学術的分析により構成。

トレパネーションがどれほど広い地域の文化と歴史に関わりをもってきたのかを知ることのできる貴重な映像とエピソードを収められており、同時にカウンターカルチャーをこれまでなかった角度から捉えたドキュメンタリーでもあると言える作品のようです。

まとめ

『映画[ホムンクルス]トレパネーションの効果は?手術の後遺症についても』と題して書いていきました。

漫画「ホムンクルス」はトラウマ漫画とも言われています。

名越はトレパネーションの手術をすることで、人間が無意識に抱えているトラウマやコンプレックスが異様な形にイメージ化されて見えるようになります。

名越がみえるホムンクルスとはいったい何か。

映画の公開が楽しみです。

最後までお読みありがとうございました。