ヴァニタスの手記･マキナ侯爵の正体や目的は？ガノについても考察！

ヴァニタスの手記では重要なキャラクターがたくさん登場します。

その中でも謎の多い存在のひとりが、マキナ候爵です。

人見知りということで、いつも着ぐるみや宇宙服を着て登場しています。

生身の姿を見ることができないので、その正体は謎に包まれていますよね。

ルスヴン卿の代理として現れたり、仮面舞踏会の主催をしていたり、ヴァニタスたちの旅のいたるところに絡んできている人物です。

今回は、そんなマキナ候爵の正体や目的、そしてガノについても考えていきます。

「ヴァニタスの手記」マキナ侯爵（フランシスヴァーニー卿）の正体や目的は？

それでは、早速「ヴァニタスの手記」に登場する、マキナ候爵の正体や目的について迫ってみましょう！

と言っても、本編でマキナ候爵について明かされている情報はごくわずかです。

明言されている情報は、通称『機械狂いのマキナ侯爵』と呼ばれている吸血鬼である、ということくらいです。

どうやら情報提供を行ったり、他の人間に依頼して情報収集をさせているようです。

マキナ候爵のこれまでの動向をまとめつつ、その目的について考えてみましょう。

 

 

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マキナ候爵の目的：ヴァニタスにジェヴォーダン事件に関わらせる

マキナ候爵はジェヴォーダンの獣の事件にヴァニタスたちが関わるように仕向けています。

情報屋のダンテに依頼することによって、ヴァニタスをこの事件に関わらせるのですが、その目的は一体何なのでしょうか。

このとき、マキナ候爵がダンテに依頼していたのは、以下の３つの内容です。

 

マキナ候爵は、仮面舞踏会の際にヴァニタスの姿を見ているはずですから、そのときに興味を持った、ということでしょうか？

マキナ候爵の目的：改竄装置の調査？

先ほど説明した、マキナ候爵の依頼内容に、改竄装置の調査が含まれています。

世界式を改竄する装置は研究すること自体が本来、教会によって禁じられているものです。

しかし、ダプシェ侯爵家では人間から吸血鬼になったクロエを元に戻すという目的で密かに研究が行われていました。

研究が進むうちに、本来の目的は失われてしまっていますが、長年の研究により世界式を書き換える巨大な装置を開発することに成功しています。

 

この装置を調査し、可能であれば持ち帰ってほしい、というのがマキナ候からの依頼です。

もし装置を手に入れた場合、マキナ候爵は装置をどうするつもりだったのでしょうか？

『機械狂い』と呼ばれているので、単純な知的好奇心の可能性もありますが、ルスヴン卿との関係が気になるところですよね。

ダンテたちダムピール（混血）はマキナ候爵から情報を得ている

ダンテたちはダムピールと呼ばれる、人間と吸血鬼の混血です。

☺️☺️☺️✨✨ pic.twitter.com/q5RnoHFOT1

— 望月淳@ヴァニタスの手記📘アニメ第2クール【2022年1月】放送決定🎉 (@jun_mdesu) June 28, 2021

彼らは混血であることから、人間からも吸血鬼からもよく思われていません。

ダンテは高額で情報を売買する情報屋をしており、金次第でどんな仕事でも請け負っています。

「ヴァニタスの手記」の世界で混血として生きていくということは、そうした危険な仕事もしなければならないという厳しいものなのかもしれません。

 

マキナ候爵はそうしたダンテたちダムを雇っています。

ですので、情報屋としてのダンテが持っている情報というのはマキナ候爵によってもたらされてることと考えられます。

ヴァニタスはダンテから情報を買っていましたから、ヴァニタスの旅は物語開始以前からマキナ候爵によって誘導されていたという可能性も考えられますね。

ガノの正体や目的を考察

単行本８巻に登場する、ガノという人物。

改竄装置のコアを発見したヨハンとダンテを襲い、コアを奪いました。

その後、奪ったコアをルスヴン卿に渡すシーンが描かれています。

ガノというキャラクターが描かれているシーンはこのくらいで、まだまだ謎の多いキャラクターです。

そこで次は、このガノという人物の正体や目的について考えてみたいと思います。

どういう立場なのか、なぜコアを盗んだのか、ルスヴン卿とはどういう繋がりがあるのかなど、考察していきましょう！

 

ガノは狩人（シャスール）？

ガノは狩人側の人物で、ローランと知り合いです。

ですから、本来は吸血鬼と対立している立場を取っているはずです。

 

しかし、作中の行動は改竄装置のコアを盗み、ルスヴン卿に渡すことでした。

ルスヴン卿は人間と吸血鬼の均衡を崩すことが目的だと考えられます。

例えば、人間を全て吸血鬼にすることを目的としている可能性もあります。

そんなルスヴン卿の目的は本来、狩人であれば受け入れられるものではないはずです。

 

関連記事：ヴァニタスの手記･ルスヴン卿の誓いの能力や目的は？ノエを操る黒幕･敵か考察！

ガノが改竄装置のコアを盗んだ理由

ガノが改竄装置のコアを盗んだ理由は、作中で明言されていません。

ですので、考察をしてみたいと思います。

 

改竄装置のコアを盗んだ後、ルスヴン卿に渡していることから、改竄装置のコアを盗んだ理由には、ルスヴン卿との関係性があることでしょう。

「ヴァニタスの手記」の作中でのガノの描写ではまだ明かされていない情報が多いので、ガノの名前のモチーフになっている存在から考えてみたいと思います。

まだ呟きたいことがあるんですが、寝る前にやらなきゃならないお仕事があるのでひとまずさっき発掘した落書きローランを置いて離脱します😌
みなさんおやすみなさい pic.twitter.com/b7Y6o9hGTe

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狩人側の人物の名前は、アストルフォ、ローラン、オリヴィエなどシャルルマーニュ十二勇士が元になっているようです。

シャルルマーニュ十二勇士はフランスやイタリアなどのヨーロッパに伝わる騎士道物語です。

有名な「アーサー王伝説」と同じような存在の伝承です。

さて、その十二勇士とされる存在のひとりに「ガノ」がいます。

十二勇士の「ガノ」は裏切者です。

ローランを憎んでおり、十二勇士を抹殺することを企てます。

スペインのイスラム軍が襲来する際にそれに同調するような素振りを見せたりしていたようです。

結局その陰謀は道半ばに終わることになるのですが、ローランは戦いの中で命を失うことになります。

 

このように、モチーフとなっている伝説上の人物を参考にすると、「ヴァニタスの手記」のガノの行動も納得できてしまいますよね。

おそらくガノも吸血鬼側であるルスヴン卿と通じていると考えられます。

 

しかしあくまでもこれはモチーフになった存在の物語です。

「ヴァニタスの手記」でのガノが今後同じように行動するとは限りません。

ガノとルスヴン卿の関係や目的は？

少し早い告知ですが……
今夜24:00〜アニメヴァニタス6話放送！
叔父上登場楽しみです pic.twitter.com/rgCQHJIHLO

— 望月淳@ヴァニタスの手記📘アニメ第2クール【2022年1月】放送決定🎉 (@jun_mdesu) August 5, 2021

ガノとルスヴン卿が通じ合っていることはどうやら確かなようです。

そこで、ガノの目的について考察してみたいと思います。

 

もしルスヴン卿が「人間を全て吸血鬼にする」ことを目的にしていたとします。

その場合、狩人も吸血鬼になるわけです。

狩人は吸血鬼を殺すことを目的として活動をしています。

しかし、全ての人間が吸血鬼になってしまえば、吸血鬼を恐れることも、憎むことも、殺すこともしなくてよくなるのではないでしょうか？

争ったり、戦ったりすることはもうなくなる、とも考えられます。

 

これはあくまでも想像ですが、ルスヴン卿とガノの間で、そうした利害一致がみられたのかもしれません。

ガノが狩人として吸血鬼を殺すことに疑問を感じていたところに、教会対吸血鬼でだれも傷つけずに済む方法を示され、内通するようになったなんていう過去もあったのかもしれませんね。

 

 

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まとめ

『ヴァニタスの手記･マキナ侯爵の正体や目的は？ガノについても考察！』と題してマキナ候爵と狩人のガノについてみていきました。

物語の重要な場面で名前が挙げられるものの、その存在が明かされていないマキナ候爵ですが、実はその姿は既に描かれている・・・なんてこともあるのかもしれませんね！

ガノについてはマキナ候爵以上に明かされている情報が少ないので、もとになっている伝説について調べてみました！

「ヴァニタスの手記」のキャラクターは伝承や歴史上の人物がモチーフになっていることが多いので、そのもとになっている物語を調べることで今後の展開のヒントが得られることもありそうですね！

最後までお読みいただき、ありがとうございました。