ヴァニタスの手記・ドクターモローの正体や目的は?ルスヴンとの関係についても

「ヴァニタスの手記」において、重要な人物のひとり、ドクターモロー。

ヴァニタスの過去に関わっている人物であり、彼の研究が物語の中でも根幹に関わっています。

一目見ただけでユニークな人物だと分かるドクターモローはどんな研究をしているのでしょうか。

今回は、そんなキーパーソンであるドクターモローについて現在までにわかっている情報をまとめていきたいと思います!

気になるドクターモローの正体や目的、そしてルスヴン卿やシャルラタン・ネーニアたちとの繋がりについても触れていきます!

「ヴァニタスの手記」ドクターモローの正体や目的

地下迷宮の深層部に隠れるようにして研究所を作っていたドクターモロー。

かつて狩人から追放されたにもかかわらず、研究を続けている様子でした。

ヴァニタスとは過去に繋がりがあったようです。

そんなドクターモローとはどんな人物なのか、その正体や目的はなんなのか?

そしてヴァニタスの過去との繋がりについてもまとめていきたいと思います!

 

 

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ドクターモローとは

ドクターモローは元々は高名な生物学者として研究を行っていました。

しかし、スキャンダルにより学会を追放されてしまいます。

その後フランスに渡り、教会で狩人の庇護下、吸血鬼に関する研究をしていました。

ですがその狂気に満ちた研究により、狩人からも追放されています。

追放後は密かに地下迷宮を拠点として、研究を続けていました。

ドクターモローの目的は吸血鬼(ヴァンピール)になること

ドクターモローの目的は、自らも吸血鬼になりたいという願望です。

そのため、自らの手で吸血鬼を生み出すという実験を知的好奇心のままに行っています。

 

目的のために人間を実験に使用して非人道的な実験を繰り返していたようです。

自らの目的のためであれば他の人間をどう扱っても構わないという倫理観は、狂気という他なく、何度も追放されて仕方のないものです。

ドクターモローは吸血鬼(ヴァンピール)の研究に取りつかれていた

モローは吸血鬼を作り上げる研究にとりつかれるようにのめり込んでいきます。

身寄りのない子どもたちを研究材料として集め、実験に使っていました。

そこで集められた子どもたちはさまざまなものを投与され、苦しい実験の日々を送ります。

実験台である子どもたちは名前で呼ばれず、それぞれが番号で呼ばれていました。

 

実はヴァニタスも幼少期にこの研究所に実験材料として連れてこられた子どものひとりだったのです。


ヴァニタスも「No.69」としてドクターモローの研究で切り刻まれたりと悲惨な扱いを受けていました。

ドクターモローは強化人間を作り上げた

ドクターモローは結果的に、研究の末、強化人間を作り上げました。

強化人間は、とても吸血鬼には見えませんし、人間のようにも見えません。

感情を削ぎ落したような姿です。

しかしそれがドクターモローが人体実験の果てに作り出したものでした。

 

ドクターモローは過去の研究でヴァニタスを含めた子どもたちに吸血鬼の血を少しずつ体内に投与し続けていました。

ヴァニタスの場合は過去に研究所から救出され、そして蒼月の吸血鬼と出会うことで、実験による不安定な状態を脱することができました。

しかしそうでなければ、ヴァニタスも同じように強化人間にされていた可能性があるのです。

ドクターモローにはモデルがいた?

「ドクターモロー」については、モデルになっていると思われる作品があります。

それは、映画「ドクター・モローの島」です。

ハーバート・ジョージ・ウェルズのSF小説『モロー博士の島』を原作にした作品で、何度かリメイクされています。

ある島の地下で生物の遺伝について研究していると語るモロー博士のあやしい研究に迫るという内容です。

「ヴァニタスの手記」の物語への理解がさらに深まったり、なにかヒントが隠れているかもしれませんね!

モローはルスヴン卿・シャルラタン・ネーニアたちと繋がっている?

ドクターモローの狂気に満ちた研究ですが、学会や教会から追放されている彼がたったひとりで研究を継続していたと考えるのは困難です。

子どもたちを攫ってくるのも手下になる人間が必要ですし、大規模な研究を維持するには莫大な研究費がかかるはずです。

そのためドクターモローの背後には必ず外部に繋がっている存在がいて、その研究を支援していたと思われます。

ここではそんなドクターモローと外部との繋がりについて焦点を当ててみたいと思います。

物語の裏であやしい動きを見せているルスヴン卿や、シャルランタン・ネーニアたちと繋がっているのでしょうか?

 

ドクターモローは誰と繋がっているのか

ドクターモローの背後にルスヴン卿との繋がりがあることは確かです。

これは単行本4巻で触れられています。


また、ネーニア(シャルランタン)は、ルスヴン卿に利用されているのではないかと思える描写があります。

ネーニアとモローとの間に関わりがあるかは分かりませんが、どちらもルスヴン卿の目的に深く関係していることは間違いないでしょう。

 

関連記事:ヴァニタスの手記・ルスヴン卿の誓いの能力や目的は?ノエを操る黒幕・敵か考察!

ドクターモローが言うあの方とは誰か考察

ドクターモローが「あのお方」と呼んだのは、物語上の流れからいくとルスヴン卿のことであると考えられます。

ルスヴン卿は過去に人間と吸血鬼の共生を望んだものの、人間の裏切りにあってしまうというトラウマを抱えています。

その結果、人間と吸血鬼の共生は無理なのだという考えを強く持つようになりました。

ドクターモローの研究を支援していたということは、ルスヴン卿の目的は「全ての人間を吸血鬼化させて、吸血鬼しかいない世界をつくる」ことなのかもしれませんね。

 

 

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まとめ

『ヴァニタスの手記・ドクターモローの正体や目的は?ルスヴンとの関係についても』と題して書いていきました。

ドクターモローの研究は、ヴァニタスたちに大きな影響を与えました。

まだまだ謎の多いドクターモロー。

今後の展開も楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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