文豪ストレイドッグスアニメはひどいし嫌い?浅いや気持ち悪い・炎上についても

文豪ストレイドッグスはシリーズ累計発行部数1200万部を突破しており、2023年1月からはアニメ第4シリーズが放送されている大人気作品です。

しかしネット上では文豪ストレイドッグスや作者に対して、「嫌い」や「ひどい」などの酷評も多く書かれているのです。

今回はこんなにも人気作なのに、なぜそういった意見があるのかやどんな内容の批判があるのかをまとめてみました。

「文豪ストレイドッグス」アニメはひどいし嫌い?

まずここでは、「実在の人物と違い過ぎて嫌い」や「原作とアニメが違いつまらない」という意見について調べてみました。

実在の人物と違い過ぎて嫌い

文豪ストレイドッグスはそのタイトルの通り、登場するキャラクターは実在する文豪の方々をイメージとしています。

そのため、実際に教科書や写真などで文豪の方々の姿を見たことがある人にとっては、本物とキャラクターがあまりにも違いすぎて違和感を感じてしまうのかもしれません。

 

また登場するキャラクターは、明治から昭和中期(近代)に活躍した文豪の方々が多いのですが、作品の時代設定は現代でありイケメンに描かれています。

そのうえ、能力バトルを展開するためイメージとかけ離れてしまうようです。

原作とアニメが違いつまらない

基本的に大きく改変されたりストーリーがカットされているなどはないのですが、一部小説のストーリーを組み込んでいるところがありますので、それがどこかなのか詳しく説明します。

 

1つ目は、アニメ第1シーズンの6話『蒼の使徒』と7話『理想という病を愛す』です。

これは小説1巻『太宰治の入社試験』をもとに、当時はまだいない中島 敦を登場させています。

小説1巻『太宰治の入社試験』は、武装探偵社に入社するための入社試験において事前の筆記試験を満点で通過した太宰が、どのような実地試験に合格し入社するのかというお話です。

この小説の内容をアニメでも全話放送した方が、話も分かりやすく深みを増します。

しかしアニメは1シーズン12話で完結することがほとんどですので、過去回想のように全話放送することは難しかったのでしょう。

そこで中島 敦を登場させ、実地試験での事件の内容を描いたのではないでしょうか。

おそらく2つ目の例も同じようなことが理由で、小説の内容を組み込み構成されたと思われます。

 

 

2つ目は、アニメ第2シーズンの 13話『黒の時代』、14話『戻れない場所』、15話『いつか海の見える部屋で』、16話『文豪ストレイドッグス』です。

これは小説2巻『太宰治と黒の時代』の内容で、太宰がポートマフィアにいた頃のお話をもとに構成されていました。

 

アニメの話数の問題で原作のカットや逆にアニメオリジナルストーリーが描かれることは、他のアニメでもよくあることです。

文豪ストレイドッグスをより深く楽しみたい方は、小説を読んでみるとさらに詳しく知れるのでおすすめです。

「文豪ストレイドッグス」浅いや気持ち悪い・炎上について


ここでは「登場人物や能力名まで実在の文豪のものと同じで浅い」という意見や文豪ファンからの批判、作者自身の炎上についてお話します。

登場人物や能力まで同じで浅い

文豪ストレイドッグスのキャラクターは実在する文豪の名前が使われているうえ、それぞれのキャラクターが使う異能力も文豪の作品名などをそのまま使用しているため、一部の文豪ファンから批判が起きています。

具体的な意見はこういったものがありました。

 

  • キャラクターや異能力名を作者自身で考えることを放棄して漫画を書くのはひどい
  • 考えようによっては、ここまで作者が何も考える必要がない題材はズルい
  • 名前も性格も必殺技名も考えるまでもなくもう決まっている

 

とはいえ、文豪ストレイドッグスが生まれたきっかけは作者の朝霧 カフカ氏曰く、「文豪がイケメン化して能力バトルしたら絵になるんじゃないか、と編集と盛り上がったから」とのことなので、名前や作品名が登場するのは自然なことだとも思われます。

文豪ファンから気持ち悪いや批判されている

文豪ストレイドッグスに対する批判意見は、文豪ファンの方から発信されているものが多いような印象を受けます。

文豪ファンの方は純粋に文豪が好きで、その好きな文豪の作品も好きだという方が多いです。

 

そういった方の中には自分の好きな文豪が、文豪ストレイドッグスでキャラクター化されたことに対し不快に思ったり、侮辱しているように感じる方もいるようです。

またストーリーが能力バトルですのでもちろん敵役もおり、その敵役も実在の文豪がモデルとなっています。

 

そのことに対して本物は素敵な人なのに、敵役であるがために悪く言われてしまうことが嫌だ。

作者は文豪の方々についてなにも知らないのではないか。

という意見もありました。

 

ただあくまでも文豪の方々をモデルとした漫画・アニメですので、ストーリーの関係ですべてを実在の人物通りに描くことは難しいと思われます。

もちろん文豪の方々のノンフィクションを描くと謳っているのであれば、話は変わってくるでしょう。

「文豪ストレイドッグス」作者の炎上まとめ

文豪ストレイドッグスが嫌いという人の中には、作品というより作者が嫌いという方もいました。

そのほとんどは作者である朝霧 カフカ氏の発言などが理由で、たびたび炎上していることが理由のようです。

 

たとえば2012年に朝霧 カフカ氏講演イベント、『クリエイトのすゝめ』で当初カフカ氏の動画にも登場している『孤独のグルメ』の主人公、井之頭 五郎の動画中での設定などを題材に講演を行なう予定でした。

しかし有料イベントにおける2次創作・著作権などの問題から事前に内容が変更されたのです。

変更後の内容は漫画原作者としてのストーリーの組み立てなどについてでした。

こういった著作権に関する意識の低さがたびたび問題視されています。

 

また版権漫画画像のコラージュをニコニコ動画でなく、Twitterで素材として公開したこともあるようです。

 

そして他には、2016年春シーズンの期待アニメ1位に選ばれた時に「期待と結果は往々にして違う」と発言。

そのことに対して、自作品だから謙遜もあるのかもしれないがアニメは制作会社が作るものであってそれを言うのは違うとも指摘されていました。

まとめ

今回は文豪ストレイドッグスの批判的な意見についてまとめてみました。

意見はいろいろありましたが、これだけの意見が集まるということはそれだけ認知度があり人気が高いということでもあります。

文豪ストレイドッグスはあくまでも文豪の方々がモデルになった漫画・アニメという自身の中である程度の線引きを持って楽しんでいただけたらと思いました。

また文豪ストレイドッグスをきっかけに本物の文豪の作品を好きになる人が増えれば、誰にとっても嬉しいことなのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。