薔薇王の葬列ウォリック伯の正体や目的は?ヨーク家に裏切られ死亡する?

原作は最終回を目前に控えており、アニメの新情報も続々と発表されている「薔薇王の葬列」。

今回はウォリック伯について注目してみたいと思います。

公開されているアニメでのキャラクターデザインでは、かなり険しい表情をしているので、まだ原作を読んでないけど既に怪しい奴だ!と感じていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

今回はウォリック伯の正体、そして裏切りやウォリックの目的について、そしてウォリックの最期について触れていきます。

「薔薇王の葬列」ウォリック伯の正体

まずはウォリック伯の正体について触れていきましょう。

どういう人物であるのか、という部分です。

史実ではウォリック伯はリチャード・ネヴィルという名前です。

リチャードがたくさん登場してしまうので、本作ではウォリック伯で統一されているようです。

ですから、ウォリック伯の家はネヴィル家という風にも表現されています。

物語開始時点ではヨーク公の右腕として、参謀のような存在を担っている人物です。

また、アンとイザベルの父親という一面も持っています。

ということで、ここではウォリック伯はヨーク家の味方なのかという点と、ヨーク公リチャード(主人公リチャードの父)との関係についてまとめていきます!

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ウォリック伯はヨーク家の味方

ウォリック伯は、物語開始時点において、ヨーク家の味方でした。

ヨーク公リチャード(主人公リチャードの父)の右腕として、ブレーンの役割を果たしています。

その働きにより、ランカスター家のヘンリー六世からヨーク公に王権を譲位させることにも成功しています。

 

またヨーク公の遠征の際にはまだ幼い息子二人はネヴィル家に預けられていました。

自分の息子二人を預けられるほどに、ヨーク公は信頼していたんですね。

政治的な手腕は素晴らしく、「キングメイカー」としてその存在を確立していました。

二人の娘にも、幼いうちから将来の嫁ぎ先でどのような働きをするべきかを教えていたようです。

ヨーク公リチャードとの関係

ヨーク公リチャード(主人公リチャードの父)とウォリック伯との関係はまさに二人三脚のような形です。

カリスマ性のあるヨーク公をブレーンとして支えるのがウォリック伯でした。

 

第1話ではヨーク公とウォリック伯は薔薇の庭にて誓いを交わしています。

それは、ウォリック伯はヨーク公が王になれるように支えること、そして、ヨーク公は命ある限りウォリック伯を王に次ぐ最高権力者にするという誓いです。

このように二人には固い信頼関係がありました。

ヨーク家の裏切りやウォリックの目的について

次に、物語が少し動き始めてからの状況についてまとめていきます。

 

ヨーク公とウォリック伯は王位を目指して戦います。

しかし、ランカスター家のマーガレットによってヨーク公は捕らえられてしまいます。

そして精神的に追い詰められて、殺されてしまうのです。

そのうえ、死後の体も屈辱的な扱いをされてしまいます。

 

この一連の流れは漫画を読んでいるだけでも、辛くなってしまうような印象的なシーンですよね。

ウォリック伯も命を狙われていましたが、ここでは生還しています。

ということで、ヨーク公リチャードが死亡してからのウォリック伯周辺の動き、そしてエドワードの結婚についてを見ていきましょう!

運命の歯車が激しく回り始める、ヨーク公の死後についてまとめます!

ヨーク公リチャードが死亡

既に説明しました通り、ヨーク公リチャードは死亡します。

 

しかしそののち、ランカスター家との戦いに勝利し、ヨーク公リチャードの長男・エドワードが王位につきます。

エドワードもウォリック伯の手腕を高く評価していましたし、ウォリック伯もエドワードと二人三脚でやっていくつもりでした。

そんななかで、ウォリック伯はその手腕を発揮し、エドワード四世の地位を確固たるものにするためにフランス王の義妹であるボーナ姫をエドワード四世に嫁がせるように段取りをしていました。

そのためにウォリック伯は自ら出向いてフランス王にも話を通し、エドワードにもそのことは十分に伝えていました。

エドワードはボーナではなくエリザベスと結婚

エドワードはウォリック伯の根回しにも関わらず、それを裏切る形でボーナ姫ではなくエリザベスと結婚します。

しかも、ウォリック伯には内密に、駆け落ちするような形でエドワードは未亡人のエリザベスと二人きりで、既に神に結婚を誓ってから帰って来たのです。

 

これはウォリック伯にとってはとんでもない裏切り行為でした。

それだけでなく、王妃となったエリザベスの身内がどんどん要職に登用されていきます。

ウォリック伯はフランス王に対しても不義理を働いたどころか、どんどんとないがしろに扱われていってしまいます。

ウォリック伯の働きぶりにはなんら間違いはないにもかかわらず、です。

そうした中で、ウォリック伯の心は、エドワードの元からどんどん離れていきます。

ウォリック伯は死亡?

キングメーカーとして、その手腕を振るってきたにもかかわらず、エドワードの裏切りを受けたウォリック伯。

そんな中でウォリック伯は、エドワードの弟ジョージを誘い、ランカスター家に寝返ることを考えました。

そして、ランカスター家について一時はエドワードを監禁することに成功もしました。

ランカスター側でもその高い能力を発揮しており、ウォリック伯はヘンリー六世の摂政となります。

 

では、いよいよウォリック伯の最期についてまとめていきます。

ウォリック伯はバッキンガムに殺される、そして、エドワードとの別れについてです。

 

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ウォリック伯はバッキンガムに殺される

ウォリック伯はバッキンガムに殺されます。

ヨーク家とランカスター家は再び戦場で向かい合うことになりました。

戦力の上ではランカスター家が有利でしたが、天候条件が悪化したことや、ギリギリの場面でジョージがヨーク家に再度寝返ったことにより、一気にランカスターは不利な状況に追い込まれます。

この場面は、ウォリック伯の手腕よりも、リチャード・バッキンガムの方が一枚上手な様子をよく表していると思います。

 

そんな中、エドワードはウォリックを生け捕りにするように命令します。

しかし、それを無視する形でバッキンガムはウォリック伯を殺しています。

全ては、リチャードを王にするためです。

 

この構図は新しいキングメーカーの登場のシーンとしても、印象的ですよね。

エドワードとの別れ

ウォリックとエドワードとの別れも、とても印象的な場面です。

こと切れる寸前のウォリックを発見したエドワードはその体を抱きしめます。

そして「失うとわかれば美しいことばかり思い出す」などの言葉を告げます。

ウォリックに向けた餞の言葉です。

元はと言えばエドワードがウォリック伯をないがしろにしたために起きたことではあるものの、それ以前には二人の間に固い絆があったようです。

ウォリック伯はそれに対して、「へいか」と返して息を引き取りました。

 

絆を感じる美しい場面なんです……!

が、それまでのエドワードのお騒がせぶりを考えると、ウォリック伯が最期に許したのが寛大すぎる~!と思ってしまいますよね。

まとめ

『薔薇王の葬列ウォリック伯の正体や目的は?ヨーク家に裏切られ死亡する?』と題して書いていきました。

なかなか波乱万丈なキングメーカーの生涯。

エドワード四世との間の愛憎は、見ているだけなのに、本当に辛いですよね。

今回は触れませんでしたが、ウォリック伯については娘二人も運命に翻弄されていきます。

ウォリック伯は物語の早い段階で最期を迎えますが、娘たちの物語はまだまだ続いていきますので、必見です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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