薔薇王の葬列・母セシリーは怖い?リチャードを嫌っている理由についても

「薔薇王の葬列」では、男性キャラクターだけでなく、女性たちもたくましくてかっこよく生きている姿が描かれていますよね。

今回は、女性キャラクターの中でも主人公・リチャードの母であるセシリーに注目をしていきたいと思います。

自らが生んだ子である主人公・リチャードを憎み、恐れ、毛嫌いしている姿が印象的です。そしてそれは主人公リチャードの心の傷になります。

さて、そんな母・セシリーは本当に冷酷な人物なのでしょうか?

セシリーがリチャードを嫌う理由などと合わせて、見ていきましょう。

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「薔薇王の葬列」リチャードの母セシリーは怖い?

物語の序盤の時点では両性具有に生まれた主人公リチャードの幼少期が描かれます。

その身体的特徴から、生まれてすぐに悪魔の子と呼ばれるようになるリチャード。

そんなリチャードを忌み嫌うように接するセシリーの姿は繰り返し描かれます。

そこで、セシリーは本当に怖い人物なのか、について見ていきたいと思います。

セシリーの来歴や、セシリーがリチャードを嫌う理由と合わせてまとめていきます。

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リチャードの母セシリーの正体

まずはリチャードの母・セシリーの基本的な情報からまとめてみたいと思います。

セシリーはネヴィル家の出身です。

ですから、ウォリック伯とは身内の関係ですね。

史実では、ウォリック伯は彼女の甥にあたります。

 

「薔薇王の葬列」では、セシリーは夫であるヨーク公リチャードのことをとても愛している様子です。

彼女自身は基本的には穏やかな人物のように見受けられます。

一方で、エドワードやジョージには声をかけても、リチャードには声をかけなかったり、主人公リチャードに対してだけは冷たい印象があります。

セシリーは怖い?

ではセシリーは怖い人物であったのか。

必ずしも怖いという訳ではなかったと思われます。

というのも、主人公リチャードへの対応以外に目を向ければ、愛情深い人物にも見えます。

自分の息子のエドワードやジョージに対しては勿論、エドワードの妻であるエリザベスに対しても気遣うような様子を見せています。

ですから、根本的に恐ろしい人物だ、というのではなく、リチャードに対してだけ対応が異なると見るのが正しいようです。

 

原作1巻の様子を見ていると、息子リチャードに対して、戸惑っているような表情も見せています。

おそらく、ごく最初のまだリチャードが幼少の頃は「この子に対してどのように接していいか分からない」という困惑の気持ちの方が嫌悪感よりも大きかったのではないでしょうか。

セシリーがリチャードを嫌っている理由

次に、セシリーがリチャードを嫌う理由について考えていきたいと思います。

最初はまだセシリーからリチャードへの対応は嫌悪感とまでは呼べない感情であったと思われますが、それが徐々に嫌悪感、そして殺意にまで変化していきます。

セシリーの気持ちはなぜ変化していってしまったのか。

それはリチャードの身体的特徴以外の部分に大きな原因があるのではないでしょうか。

その点について考察も含めつつ、みていきたいと思います。

セシリーがリチャードを捨てようとした場面や、リチャードの謂れについてをまとめたあとに、セシリーの感情について考えてみます。

 

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セシリーは息子リチャードを捨てた

セシリーはまだ幼いリチャードを森に捨てようとした、ような場面も描かれています。

母と共に魔女がいるという森に行き、そして主人公リチャードが「ひとり置き去りにされる」という場面。

しかし、その場面に限って言えばセシリーが本当に故意に置き去りにしたかは不明です。

 

セシリーはリチャードが自ら手を離したと言っています。

いなくなったリチャードを探さずに帰って来てしまったのは確かですが、セシリーの様子からは自分がしてしまったことに罪悪感を持っている様子は大いに見受けられます。

なんてことをしてしまったんだろう、という雰囲気です。

主人公リチャードがヨーク公リチャードに連れられて戻ったあとは、合わせる顔がないというような表情も見せているのです。

この時点では主人公リチャードに対して、嫌悪感や殺意などはなかったように思えます。

リチャードは嵐の日に生まれた悪魔の子

リチャードは嵐の日に生まれました。

さらにフクロウが啼き夜泣き鴉が啼き……。

とにかくリチャードの誕生は不運の時代の始まりと結び付けられて語られています。

母セシリーの出産の苦しみも並外れたものであったそうです。

ただそれが真実なのかどうかは分かりません。

作中ではモノローグで語られていますが、誰の視点で語られたものかはハッキリしません。

ヨーク公リチャードの死

一方で、セシリーの夫で主人公の父であるヨーク公リチャードがランカスター家に対し戦いを始める決意を息子たちに示すシーンがあります。

そこでヨーク公リチャードは「私はこれからこの国に大嵐を呼び起こす」と語ります。

作中において、嵐=戦争と表現されているのです。

主人公リチャードの存在が物語を戦争に向かわせる、人々を争いに向かわせてしまいます。

その後、父ヨーク公リチャードは、一度はヘンリー6世が王位を譲るという約束を取り付けて、戦うことなく帰還します。

 

しかしそんな父に、戦って王冠を手に入れなければと急き立てたのは主人公のリチャードです。

結果、戦いの中でヨーク公リチャードは命を落としました。

 

主人公リチャードがいなければ、いずれ時が来れば平和に玉座が譲られていた、かもしれません。

父を戦場へ向かわせるように、耳元で戦いへ誘う主人公リチャードの姿は、確かに「悪魔」と名指されても仕方のない様子にも見えました。

少なくとも、愛する夫が戦争の中で無残な方法で命を奪われてしまったセシリーからすると、そうした言動は悪魔の囁きのように見えたことでしょう。

そういう存在としてのリチャードを示して「悪魔の子」とされているのかもしれません。

セシリーはリチャードが嫌い?

セシリーはリチャードを最初から嫌っていたのでしょうか。

これは予想なのですが、セシリーが主人公リチャードを明確に嫌うようになったのは、主人公リチャードが争いの中心になるようになってからではないかと思います。

愛する夫、ヨーク公リチャードは息子リチャードの発言により玉座をより強く求めるようになり、そして帰らぬ人となりました。

 

ここまでは偶然だったとしても、主人公リチャードの成長には必ず戦いがつきまとい、そして犠牲者が生まれます。

主人公リチャードは、その身体的特徴から「悪魔の子」と呼ばれますが、それだけではなく、とにかく致命的にタイミングが悪いのです。

リチャードの発言や行動が引き金になって悲劇の方向へ物事が転がり落ちていくようなことが何度も起きます。

セシリーはリチャードを生まなければ良かったと思っている

セシリーにはリチャードを生まなければよかったという場面が幾度もあります。

 

例えば主人公リチャードが行動しなければ、復讐に駆られたエリザベスが王室にやってくることもなかったでしょう。

最初はただの迷信じみた「悪魔の子」のあだ名だったかもしれません。

しかし徐々に主人公リチャードのあり方を本当に表すようになっていってしまいます。

母セシリーにしてみれば、自分がリチャードを生みさえしなければ、こんなに犠牲者が出ることもなかったと思わざるを得ないのかもしれません。

 

愛する夫を亡くしただけではなく、のちに息子同士が戦争で戦うことにもなりかけますし、リチャードの野心の前に、兄二人も駒のように翻弄されると見ることもできます。

もちろん、兄弟同士や近親者で玉座を争い続けるような状況では、政治状況も安定していないことでしょう。

主人公リチャードは玉座や諸侯の勢力について関心はあっても、庶民の生活には全く興味がないのです。

もしかすると他の人物は見抜けなかった、主人公リチャードの残酷な部分や争いを生んでしまうところを、母セシリーだけは見抜いていたのかもしれませんね。

セシリーの中の嫌悪感は、主人公リチャードが自覚的に悪魔になろうとするに従って、明確に殺意に変わっていくのでした。

 

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まとめ

今回は主人公の母・セシリーについて注目してみました。

主人公リチャードに感情移入して物語を追っていくと、なかなかセシリーのことを好きにはなりづらいのですが、一歩離れて考えると彼女の哀しみのようなものも伝わってくる気がします。

最初は、「両性具有のこの子にどう接したらいいか分からない」という困惑する気持ちだったかもしれません。

育児ノイローゼのような、精神的に限界で思わず森に連れて行ってしまった可能性もあります。

セシリーには、不倫の噂(真偽不明)もありましたから、見た目が夫と似ていない我が子の姿を見ると追い詰められていくような気持ちにもなったかもしれません。

それが嫌悪感・殺意にまで発展したのは、リチャードの身体的特徴というよりは、どうしても争いを引き寄せてしまうかのような振る舞いの方に原因がありそうです。

勿論、主人公リチャードの葛藤も理解しているので、セシリーだけを擁護はできないのですが……。

セシリーにもセシリーにしか分からない苦しみがあったんだろうなと想像すると、嫌いにはなれない人物です。

ひとりずつの生きざまに注目するともっと作品を楽しめます!

アニメではセシリーはどんな様子なのかにも注目したいですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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