薔薇王の葬列エドワード4人を相関図でネタバレ解説!リチャードとの関係についても

「薔薇王の葬列」では同じ名前の登場人物が複数登場するのも特徴的ですよね!

といっても、実は原作を読んでいて混乱してしまうことはありません!

しかしこれから作品に触れる方には、「薔薇王の葬列」に興味はあるけど名前で混乱してしまわないか不安という方もいらっしゃるかもしれません!

そこで、今回は作品に登場する「エドワード」という名前の人物に焦点を当てて解説していきます!

作中にはエドワードという名前の人物が4人登場しますが、それぞれの立場と、主人公リチャードとの関係性を一緒にみていきましょう!

「薔薇王の葬列」エドワード4人を相関図でネタバレ解説

本題に入る前に、名前は同じエドワードでも、世代がそれぞれ異なります。

全員を解説するにはどうしても、特に若い世代のエドワードについてを語るには物語中盤以降の内容をネタバレしないわけにはいきません!

なので、ここから先はネタバレ注意です!

 

中世ヨーロッパの、特に貴族では親子で同じ名前というのは、特に珍しいことではないようです。

世界史などで人名を覚えるのに苦労した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「薔薇王の葬列」でも、同じように、親子で同じ名前、というパターンが多く登場しており、エドワードさんたちが多いのも、そうした理由もひとつのようです。

 

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「薔薇王の葬列」相関図

アニメの公式サイトでも「薔薇王の葬列」の物語序盤の人物相関図が発表されています。

この相関図上で登場するエドワードは2人です。

と言っても、ヨーク家VSランカスター家の戦いの中にあって、それぞれの陣営にひとりずつエドワードという名前の人間がいる、という状況なので名前で紛らわしくなることはありません!

4人のエドワードをネタバレ解説

まず一人目のエドワードは、主人公の兄のエドワードです。

のちに王位につき、エドワード4世となります。

ヨーク公リチャードの長子で、父親と見た目もそっくりな、優秀な人物です。

 

もう一人のエドワードは、主人公の敵対するランカスター家の王・ヘンリー6世の息子であるエドワード王子です。

残りの二人は物語の序盤には登場しません。主人公・リチャードよりも若い世代だからです。

 

3人目のエドワードは、エドワード4世とエリザベスの息子です。

のちのエドワード5世となる、主人公のリチャードにとっては甥です。

わがままで傲慢な様子の、おかっぱの髪型をしている男の子です。

 

4人目のエドワードは、そのイトコ。

主人公・リチャードと妻のアンの息子のエドワードです。

リチャードの息子として育てられているエドワードですが、血縁上はアンの前夫のランカスター家のエドワードとアンの間の子どもです。

この関係性も、名前以上にとっても複雑ですよね……!

ということで、簡単にですが4人のエドワードについて解説をしてみました。

リチャードと4人のエドワードの関係について

さて、次はそんな4人のエドワードと主人公のリチャードとの関係性について触れていきたいと思います。

「薔薇王の葬列」は主人公リチャードの生きざまを追う形で物語が進行していきますので、文字だけで読むとエドワードだらけで混乱してしまうかもしれませんが、それぞれが主人公のリチャードとどんな関係なのかを把握していれば迷うことは少ないと思われます!

それでは早速、一人ずつについて触れていきたいと思います!

 

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ヨーク公リチャード長男:エドワード4世

エドワード4世は、主人公リチャードの兄にあたります。

母セシリーが主人公リチャードを忌み嫌い、捨てようとまでするのに対して、エドワードは兄として、弟リチャードを一貫して可愛がっている様子です。

ただ、母と弟の間の確執のようなものにはどうにも鈍感です。

エドワードが兄として弟リチャードにあれこれと世話を焼くつもりで良かれと思ってやったことが、リチャードにとっては余計なお世話……ということもよくあります。

兄弟仲は良好ですが根本的に見ている世界が違う二人、という感じです。

ヘンリーの息子:エドワード

ヘンリー6世の息子・エドワード王子は、リチャードにとっては、愛する父上の敵のランカスター家の人間です。

しかし、主人公リチャードはエドワードの身分を知らずに何度か会って行動を共にしています。

そしてエドワードの方は、なんと主人公のリチャードを好きになってしまいます!

しかも、エドワードは主人公リチャードの上半身が肌蹴た姿も目撃しており、リチャードのことを女性として愛しています。

 

男として生きようとしている主人公リチャードにはなかなか気持ちが伝わらないものの、エドワードなりに何度もアプローチをする姿が健気です。

エドワードは、ランカスターが勝利すれば、主人公リチャードも自分の妻にできるのではないか?と考えるくらい、リチャードのことが好きです。

エドワード王子はアン・ネヴィルと政略結婚することになりますが、お互いに主人公リチャードを好きな者同士、友人のような関係を築きました。

そして一途に想い続けた主人公・リチャードの手で最期を迎えることになりました。

エドワード4世の息子:エドワード5世

エドワード5世は、主人公にとっては甥ですが、エドワード4世の死後は同じ玉座を争う存在になります。

エドワード5世は、ヨークを憎むエリザベスの教育により、主人公のリチャードには敵対心を抱いています。

事故に見せかけて、主人公リチャードの命を奪う計画まで立てて、弟と共に実行に移しているのですから、幼い見た目だけで油断はできません……!

しかしバッキンガムとリチャードの方が一枚上手で、エドワード4世とエリザベスの結婚が実は無効だったことが発覚し、エドワード5世は血統の正当性を認められず失脚することになります。

リチャードの息子:エドワード

リチャードの息子のエドワードは、リチャードとアンが結婚したのちに生まれた子どもです。

しかし、実はリチャードとアンの間に肉体関係はなく、アンと前夫のエドワード(ランカスターのエドワード王子)との間の子です。

 

しかしそのことは誰にも明かしていません。主人公リチャードの半身であるバッキンガムにすら、何年も打ち明けていない秘密でした。

主人公リチャードの実子でないことはエドワード本人も知りません。

しかし、本人は主人公のリチャードを父としてまっすぐに慕っています。そして、そんなエドワードの姿に、主人公のリチャードも愛情を感じています。

 

「エドワード」という名前はリチャードの兄王の名前でもありますが、実は父の名前でもあるんですね。

でも同じ名前が両方にいるおかげで、名づけになんら違和感はなく、名前から誰かに秘密がバレることもありません。

まとめ

今回は「薔薇王の葬列」に登場するエドワードという名前のキャラクター4人それぞれについてみていきました。

どの人物も、主人公のリチャードにとっては重要な意味を持つ存在ですね。

同じ名前の人物が複数登場しても、原作を読んでいく上では同じ名前で混乱するということは全くないので不思議です。

それだけ物語が魅力的ということだと思います!

ちなみに、本編にはあまり登場はしていないのですが、アン・ネヴィルの妹のイザベルと、リチャードの兄ジョージの間に生まれた子もエドワードという名前だったりします。

まだ赤ちゃんの姿で少ししか登場していない上、リチャードとの関係性も薄いので、今回は解説に含めませんでした。

時代が進む中で、物語の途中で生まれ、育つ登場人物もいれば、物語の中で命を使い果たしてしまう人物もいます。

名前は同じエドワードの4人ですが、その人生はそれぞれ全く異なります。

ぜひ、原作やアニメでチェックしてみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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